9月2日(金)宮古市
神戸の「ケーキハウス・ツマガリの津曲社長さん」と
歌手「李広宏さん」の講演会があった。
妻は18歳の頃からの正真正銘「ツマガリファン」。
ファン暦14年。
そして3年程前に、宮古市の「しあわせ乳業さん」からのご紹介で
我が家の金のヨーグルトとフロマージュブランを生菓子の材料として
使ってもらっている。
最初、しあわせ乳業さんから
「ヨーグルトを紹介したいのですが、よろしいですか?
 神戸のツマガリさんというケーキ屋さんですが・・・」と
お電話を頂いた時の仰天ぶりときたら、まさに仰天モノだった。
ツマガリさんのクッキーは、なぜか「恐れ入りました!」と平伏してしまうくらい、物凄く美味しい。基本的な、シンプルなクッキーだけに
その味わいの素晴らしさが際立つのである。
そんな英雄のようなお菓子屋さんに使って貰えるなんて、
そりゃあ、もう、仰天だった。
9月3日朝、
しあわせ乳業さんからお電話で
「神戸に帰られる前に、津曲社長と李さんを三谷牧場にお連れしたい」と
の事で、そんな光栄な事はございませんと
ふたつ返事でお越し頂いたのでした。

津曲社長さんは、心の広い豪快なお方で、
「素晴らしい!来てよかったな〜!」と喜んで下さった。
我が家の牛乳をお飲みになって
「いや、立派!立派!」と満面の笑顔。
周りの人間を幸福にする方だと思った。
やはり、あのクッキーを作ったお方だ。
そして、李さんも・・・
2日の講演会で時間が無くて李さんの歌が聞けなかった事を残念がって
いたら、
「では、今から歌いましょう」と
なんと、車のカーステレオの音響をバックに
牧場で即興コンサートを開いて下さったのでした。

そんな漫画みたいな展開に、すっかり感激してしまった。
昼下がりの三谷牧場に
李さんの力強い感動的な声が響き渡たった。
プロの歌声をこんなにも真近に生で聞けるなんて
初めての体験だった。
なんだか、耳の後ろから頭の先に
じ〜んとした心地よい波動が感じられた。
「ああ、これがプロなんだ。」って思った。
聴衆わずかに7人に、心を込めて歌って下さった李さんに
心から感謝した。
そして、津曲社長さんというお菓子の大御所と
李さんという歌手の大御所には
「プロとはこういうものだよ」って教わった気がした。
皆様が帰られた後、
「あんなプロにお会いできて、もしかしたら、我が家もその道の
 プロになれるって暗示かもよ?」などと妻が言うと
「おお!そうか!プロ!?」と、すっかりその気になった夫がいた。
その道のプロになるべく日々努力しようと話しながら、
李さんのCDを聞きながら、ツマガリのクッキーを頬張った。