ケーキハウス・ツマガリさんの新年祝賀会にて

神戸の閑静な住宅街にあり、
全国にその名を轟かす名店がある。
「ケーキハウス・ツマガリさん」である。
今年で25周年を迎えるという、そのお店のお菓子は
信念とこだわりと感性を持って、材料から製造まで、
驚く程吟味された
「超・お菓子」だ。
シンプルなお菓子なのに、凄みを感じるお菓子。
その虜になる人間は後を絶たない。
(妻もその1人)
その「ツマガリさん」の新年祝賀会の招待状が
何とも光栄至極な事に、我が家にも送られてきたのだ。
普段、ナンダカンダであまり外泊をしない夫だが
これは何たる光栄・・!と恐縮、至福で出席して参りました。
今年の祝賀会は色んな御目出度い事が重なっていらっしゃったそうだ。
まず、お店の25周年。
そして、歌手リーさん(中国の方)の来日25周年。
そして、津曲社長の「現代の名工」受賞記念。
殊に盛大だった今年の祝賀会で、夫は津曲社長や、
リーさんと同じテーブルに座り、沢山の良い刺激を受けてきた。
津曲社長さんは、25年前には
奥様とスタッフ1名の方とのたったの3人で
お店をスタートさせました。
そして、曲がる事のない信念と、不断のご努力で
ゆっくり、じっくりと今のお店を築き上げられたそうです。
社員さんの人数は相当増えられたようですが、
夫には「同じ匂いを持つ人々の家族戦隊」に見えたそうな。
家族のように温かく、一丸となっていて、
皆一様に「真面目にコツコツ」取り組む実直な雰囲気を持ち
ひたむきな印象だったようだ。
「チャラい人がいなかったな〜」というのは、
言い換えれば、そこに厳しさがあるからだろう。
「試作1000回。じっくり成長する」という津曲社長の
今年の書初めは「楽しく」だった。
25年目にして初めて「楽しめる」のかもしれない。
今、三谷牧場は夫と妻と釜石さんと
昨年暮れから牛舎のお手伝いに来て下さっている
ご近所のカツオおじさんの合計4人。
我が家もいつの日か
ツマガリさん」みたいになりたいと思う。
地道なように見える毎日の作業も、素晴らしい土台に見える
今日この頃でした。