陸前高田市に行ってきました


10月8日
陸前高田市の臼井さん宅にお伺いしました。
秋晴れの中、盛岡から快調にドライブして
辿り着いた陸前高田市は、
未だ津波の痕も生々しい惨状が広がっていた。
この日は、西麻布の
「ビストロ・アンバロン」のシェフが
岩手旅行にいらっしゃっていたので、
チーズとお魚でお世話になっているシェフに
岩手の最北(奥中山・三谷牧場)と
岩手の最南(陸前高田市・臼井さん)を
見学してもらう、岩手大縦断ツアーだったのだ。
「こりゃ、ひでぇ・・・」
三谷もシェフも唖然として、ただ広がる被災地に
見入ってしまった。
臼井さんは元気だ。
だから、シェフも実際に目の当たりにするまで
津波の恐ろしさを本当は理解していなかったのだと
おっしゃった。
次の日は、陸前高田市の黒崎神社で
「復興祭」を見学した。

地上10m以上あるような大梯子のてっぺんで
命綱無しで寅舞いをする伝統芸を見たり
復興支援で全国各地から
炊き出しが来ていたり、
「夢」と描かれた大旗が青空に舞っていたり、
実に活気溢れる、力強いお祭りだった。
「おら達も、ゆっくり頑張るっぺし」と
行き交う人々と臼井さんが話していたのが
印象に残る。
いつの日か、私がおばあちゃんになってボケちゃっても、
この日の陸前高田市は覚えていますように。