震災後の状況

3月11日(金)
東日本大震災発生。
我が家は、岩手県内陸なので、
損壊などの被害はありませんでした。
停電でテレビが映らなかった内は
「おやおや、結構大きな地震だったよ」と
お気軽に構えておりましたが・・・。
最近になって、大変遅ればせながら
「被災者である」という自覚が沸いてきたのであります。
(軽度ではありますが・・)
東日本の多くの地域同様、
ここも物流がストップした状態で、
12日間・・。
「こんな日本初めて見た」
お店には品物が1つも無く、燃料も入って来ないので、
道路は閑散としている。
牛乳は搾っても、軽油が無いため集乳されず、
多くの酪農家は泣く泣く廃棄処分をする現状・・。
「いったい、いつになったら・・・」
みんな顔を合わせる度に呟く。
「何だか、今までが便利な世の中だったからな〜・・」
「日常」の素晴らしさを痛感している。
でも、この状況下だからこそ、
「素晴らしい事の存在」も改めて実感したのだ。
「日常」もその1つ、
そして、もう1つ。
とても多くの方々から
励ましのお電話やメールを頂いております。
皆様に気をかけてもらっているんだなって
思うと、心が温かくなりました。
本当は、お誕生日のお祝いに食べるからって
ご注文を入れてくれていたお客様に、
残念ながら当日にお届けする事が出来ませんでした。
「誕生日当日じゃなくったって、三谷さんのチーズが届いた日が
 私のお誕生日です」
と言って下さいました。
「遅くなっても構わないから、復旧したら届けてね。
 待ってますよ。」
というお言葉も沢山頂きました。
すごく嬉しかったです。
三谷家は、素晴らしいお客様に囲まれていたんだと
改めて実感致しております。
今回の震災で発見した事は
限りなく大切な事であることは、
間違いまりません。