出産シーズン到来 2009


3月12日
今年初めての子牛が誕生した。
今年も出産ラッシュが始まりました。
これから、ぞくぞくと17頭の赤ちゃんが生まれる予定である。
3月10日が予定日であったが、
夫は「肉牛の種をつけてもらったから、ちょっと遅れるやろ」
と予測していた。
ジャージーは比較的小柄な牛なので、
ホルスタイン種(白と黒の牛)や、肉牛(黒毛の牛)
の種を付けると、ジャージーママからすれば
大柄な子供が出来る為、難産にはならないが
生むのが大変そうなのである。
そして、生まれた子は肉牛農家さんに1ヶ月程で
売りに出されるのだ。
そして、夫の予想は的中し
2日遅れで、安産だった。
「いや〜、やっぱり肉牛を生ませたから、遅れたな〜・・・
 肉牛の子にしては、今回は小柄なほうやけど・・
 ・・・コレ、肉牛ぢゃないのでは・・・?」
よ〜く、見ると
どう見ても、純粋にジャージーだった。
「どこで間違えたのかな・・。肉牛のつもりだったのに・・」
と不思議がる夫。
ジャージー100%のこの子は、
期せずして我が家に居残り、牛乳を出して貰うべく
大切に育てられる事になった。
「予定日の予想は当たったけど、産まれてくる子の種は外したね。」
夫も妻も曖昧な笑顔。
そんなこんなで、ドタバタしていたら
伊勢丹さんからバターとフロマージュブランの注文の
お電話を頂いた。
3月中、我が家の乳製品を一押し月間としてくれているらしく
いつもよりハイペースで注文してくれる。
「いつもお世話になっております。伊勢丹です。
 また追加注文ですが、宜しいでしょうか?」
いつもの担当の女性の方だ。
「追加ばかり、すみません。あの〜・・・大丈夫でしょうか・・?」
と心配そうなお声に、三谷は感激した。
注文してくれるのは、当然ありがたい事で、
なおかつ、こちらを気遣ってくれるなんて、
本当に紳士的な方達だ。
伊勢丹さんは続けておっしゃった。
「大丈夫でしょうか・・?牛さん達。」
ナント、牛の心配までしてくれたのだ。
三谷家は本当に幸せ者な牧場です。
妻はすかさず
「全然大丈夫ですっ!無理に搾り出してないしっ!
 それに、今日は(期せずして)新しい仲間が増えましたしっ!
 これから出産ラッシュだから、乳量も増えますしっ!
 じゃんじゃん、作りますっ!」
なぜか、でかい声でそう答えた。
「それは、良かったです!こちらも心を込めて販売させて頂きますね♪」
と言ってお電話を切った。
我が家のジャージーさん達よ、
良いお付き合いをさせてもらってますよ♪
なんて幸せ者なんだろう。
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