ベル婆ちゃんは金のヨーグルトが大好き

youtu.be

我家が作る「金のヨーグルト」は

動物達にも評判が良いと聞く。

ヨーグルトを定期的にお届けする「定期便」をご利用のお客様の中にも

人のみならず、ペットの皆様まで

届くのを楽しみにしてくれている、というお話を聞き、

つくづく「あ~、幸せだな~」と感じる。

本能的に「これは良い!」って思ってくれているのかな~とか

前向きに想像する。

上記の動画の「ベルちゃん」も、そんな金のヨーグルト大好き犬の一人(匹)。

「ベルちゃん」なんて呼んでいるけれど、

犬年齢では80歳くらいのお婆ちゃんなのだそうで、

私より40歳も年上の大先輩さんだ。

「ベル婆ちゃん」である。

普段は寝心地の良い座布団の上で、ちんまり寝っ転がって

何事にも無気力、ほぼ寝たきりで、ちょっぴりボケ老人でもある

ベル婆ちゃんなのだそうだが、

飼い主さんが、金のヨーグルトを冷蔵庫から取り出した瞬間

普段からは想像も出来ないような瞬発力を発揮して

「わん!わん!わお~ん!」と

金のヨーグルトに走り寄って来るのだそうだ。

若返る、ベル!ハッスル・ベル!いいぞ、ベル!・・である。

容器に顔を突っ込んで、むさぼるベル婆ちゃん。

もう目元まで隠れてしまって、顔が容器になっている。

こんなに、夢中になってくれている。

って・・どんどん顔を突っ込んでるよ?

取れなくなったりしないかな~って、心配しちゃうくらいだ(笑)。

そんな金のヨーグルトに夢中になっているベル婆ちゃんの動画を、

夢中になって観ている。

あ~、幸せだな~。

 

ベル婆ちゃんは金のヨーグルトが大好き

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我家が作る「金のヨーグルト」は

動物達にも評判が良いと聞く。

ヨーグルトを定期的にお届けする「定期便」をご利用のお客様の中にも

人のみならず、ペットの皆様まで

届くのを楽しみにしてくれている、というお話を聞き、

つくづく「あ~、幸せだな~」と感じる。

本能的に「これは良い!」って思ってくれているのかな~とか

前向きに想像する。

上記の動画の「ベルちゃん」も、そんな金のヨーグルト大好き犬の一人(匹)。

「ベルちゃん」なんて呼んでいるけれど、

犬年齢では80歳くらいのお婆ちゃんなのだそうで、

私より40歳も年上の大先輩さんだ。

「ベル婆ちゃん」である。

普段は寝心地の良い座布団の上で、ちんまり寝っ転がって

何事にも無気力、ほぼ寝たきりで、ちょっぴりボケ老人でもある

ベル婆ちゃんなのだそうだが、

飼い主さんが、金のヨーグルトを冷蔵庫から取り出した瞬間

普段からは想像も出来ないような

瞬発力を発揮して「わん!わん!わお~ん!」と

金のヨーグルトに走り寄って来るのだそうだ。

若返る、ベル!ハッスル・ベル!いいぞ、ベル!・・である。

容器に顔を突っ込んで、むさぼるベル婆ちゃん。

もう目元まで隠れてしまって、顔が容器になっている。

こんなに、夢中になってくれている。

って・・どんどん顔を突っ込んでるよ?

取れなくなったりしないかな~って、心配しちゃうくらいだ(笑)。

そんな金のヨーグルトに夢中になっているベル婆ちゃんの動画を、

夢中になって観ている。

あ~、幸せだな~。

 

2021 あけましておめでとうございます!

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明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

 

2021年は、色々な意味で堪える事からの始まりです。

昨年に引き続き、コロナ禍の忍耐もさることながら、

このお正月は、強烈な寒波に耐え忍んでおりました。

もう、なんというか、寒すぎました。

ほんのり青白い空と雪が、牧場を上から下まで覆いつくして

音もなく、分子レベルで・・いや、原子レベルで全ての動きが

止まってしまったような空気感でした。

 

そして、この寒波の攻撃がひたひたと始まったのです。

まず、寒波が狙いを定めたのは「給湯器」でした。

お台所やお風呂等々、お湯を使っている最中から

「給湯エラー」の表示が点滅しだして、三谷家の度肝を抜きました。

使用中に、屋外の配管が凍り始めるという荒業でした。

さすがに、使っている間は水の流れがあるので、

この状態で凍るというのは初めての事でした。

これは、お湯を含ませたタオルを巻き付けてなんとか凌ぎました・・・。

「寒波、やるわね・・!!」

敵の力量を目の当たりにした瞬間でした。

そして、敵のさらなる攻撃目標は

「搾乳機」「牛の水飲みカップ」「洗濯機」という牛舎の3種の神器でした。

早朝、牛舎に行ったら既にカチコチに凍り付いていました・・。

凍結防止で水は流しておいたし、作業室ではストーブも点けておいたのですが。

温度計を見ると「マイナス19度」・・。

「完敗だぜ・・。寒波君に完全敗北。」

もう、なす術も無く佇んでしまいました。

でも、ただ佇んでいると凍死しちゃいそうになりますので

すぐさま「ウ~!!ウ~!!」と唸り声をあげつつ

内臓を鼓舞するのでした。(唸ると体の芯が結構温められる)

 

こんな寒さの中でも、牛達は実に悠然としていて

「今は堪えて、堪えて、堪えるんや!!」って優しく笑ってくれたのでした。

ため込んでいる運を一気の使う年が2021です。

とても楽しみです。

マップとオージー

お母さんが一緒。

お父さんも一緒。

だから姉妹で、

だからっていう訳ではないだろうけど、

2頭ともジャージー牛では珍しく、白茶のまだら模様。

マップが生まれた時は

初めて見る白茶のコントラストに見とれて、

小さな横腹をゴシゴシ拭きながら

まるで世界地図を広げているようだなって思って

それで、マップと名付けた。

オージーが生まれた時は

「今度生まれてくる子は、牛床に空きが無いから

 雌であっても、家には置いておけないからな!」と

断言していたのに、

やっぱり、その白茶のコントラストに悩殺されて

「え~、今日生まれた子牛は~、我家で頑張ってもらう事にしました~」と

電光石火の掌返し!で、三谷家の仲間になった。

あんまり鮮やかな掌返しで、笑ってしまった。

そして、ヨーグルトの定期便のお客様が

オーストラリア大陸みたいな柄ですから、オージーという名前はいかがでしょう?」と言って、素晴らしい名前を付けて下さった。

マップもオージーも、その特別な容姿と

気高くもチャーミングな瞳で、

長らく「三谷家の姫」として君臨していた。

けれど、どうやら、この姉妹は遺伝的に受胎しにくいようで

2頭とも、なんだかんだ言って2年も空胎で

子を産まないから、どんどん搾れなくなって

要するにに経営的にはお荷物になってしまった。

そして、とうとう手放す決断をするに至った・・。

雫石の中屋敷さんが、大きなトラックで2頭を引き取りに来た日・・。

前々から覚悟していた事なのに、その日は突然やって来たように思えた。

マップもオージーも、トラックに載せられたところで

「いやだよ!帰る!」と言って、牛舎に引き返そうとしていたけれど、

ロープで括られていて、思うようにいかなくて

じっと私をみつめた。

中屋敷さんの所に行くのなら、それが1番なのよ」って思ったけど、

マップとオージーには、言わなかった。

2頭がいなくなった牛舎は、酷くスッキリしてしまった。

もう世界地図もオーストラリア大陸も、ない。

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2020年11月4日

初雪です・・。

ちっとも嬉しくない。

猛暑だコロナだ大統領選だって、世の中騒がしいけれど

やっぱり来るものは来るんだな~・・・・。

雪かきや、家屋の破壊行為(雪による)や、冷え性を考えると

とても気が重い。

重い気持ちの時は牛舎へ行く。

そして、牛のお鼻の横にそっと触れる。

大きく澄んだ目をした牛が、撫でられるままにじっとしてくれる。

牛のお鼻の横の、柔らかくって、ちょうど良くあたたかくって

ふにゃふにゃした皮から、

指先に伝わってくる感触がたまらない。

「お鼻の横、最高~♡」

指の第二関節くらいまでの小さな箇所

最近見つけた、癒しスポットだ。

今年は、来る不毛の冬を、これで乗り切ろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

まみっこ

三谷牧場のご近所さん

「K田さん」「Kミさん」「Mギさん」「Kオさん」

そして「まみっこ」。

「まみっこ」はのんびり屋さんで、食いしん坊。

そろそろ、実りを迎える栗やドングリが大好きで、

一心不乱に拾ってモグモグ食べる。

うっかり見つかると、驚いて逃げようとするけれど、

「あっ、あと1個!」といって、少し逃げ出しかけた足を戻してまで

ササッと1粒くらい適当に咥えて

モタタタ~・・っと走って行く。

さらに、まみっこは、運動神経が鈍いらしい。

(本人は)猛ダッシュで逃げているが、とても遅い。

たまに、ぬかるんだ土を踏んでズコッとこけたりもする。

坂を駆け上がろうとして、ずり落ちてきた事もある。

 

そんな「まみっこ」に、また会った。

夜に車を走らせていた時の事だ。

道路の真ん中で「まみっこ」が鼻をスンスンさせながら歩いていた。

車に気が付いて「それ!逃げろ~」・・と思ったのはいいと思う。

しかし、道路をまっすぐ向こうに走って逃げる「まみっこ」。

いつまでたっても、車(私)の目の前を丸くてぷりぷりしたお尻が走る・・。

時速2km程で走る、車と「まみっこ」。

やがて「まみっこ」は口を大きく開けて

「ち・・ちょっと休憩ね・・はあはあ。」と立ち止まってしまった。

そして、ようやく道路わきへと逸れて行って

「さようなら。またね。」

 

今まで絶滅しなかったのが、不思議だな~。

もしかして「まみっこ」には何か特殊な才能があるのかもしれない・・?

岩手では「アナグマ」の事を「まみっこ」と言うそうだ。

「まみっこ」!

 

 

「アニマルさん」を全うするという事だ

我家で12年もの間頑張ってくれた「アニマルさん」が

雫石町中屋敷牧場で半年間の再肥育を経て

この度、お肉となって帰って来た。

帰って来たというと語弊があるかもしれない。

「アニマルさん」のお肉を

㈱宝山の荻澤さんが、信頼するシェフの元へ出荷し、

その一部を、三谷牧場にも届けてくれる。

「アニマルさんのご帰還です」という言葉を添えて

戻って来たお肉を見ると、ほんのりクリーム色の脂身を淵にまとった

深く重たい紅色の赤身肉で、それは噛むほどに味わいがあって

「12年生きてきた」そんな積み重ねをひしひしと感じるお肉だった。

12年もの間、色々あったもんね、アニマルさん!

沢山、優しい気持ちにしてもらった!

ハプニングもあった!

マロンが弱り切ったアニマルさんを踏んずけて

「う~ん・・」って、諦め顔だった時は、思わず笑っちゃったよ!

その後が凄かったよね!

アニマルさん、凄い根性見せて、み~んなびっくりだったよね!

我家で大活躍していた時のアニマルさんを思い出しながら

深紅のお肉を眺めると、何とも言えない気持ちにもなる。

だけど、皆様に「本当に美味しいです。アニマルさんありがとう」と

言って食べてもらう事で、きっとこれが集大成なんだと思う。

無下に捨てられたり、粗末に扱われたりする乳牛の末路だって

世の中にはあるのだ。

アニマルさんは、やり切ったのだ。

最後の最後まで、アニマルさんとして食べてもらう事で

アニマルさん人生(牛生)をやり遂げたのだ。

私は一昨日、アニマルさんのお肉をいただいた。

微塵も取りこぼさないように、しっかり噛みしめて食べた。

アニマルさんの根性が、私の中で息づきますように。

天国でアニマルさんが、他の誰かに

「君、前は何してたの?」と問われた時に

「アニマルさんだよ!」って自信たっぷりに答えてくれていたら

いいな。