まみっこ

三谷牧場のご近所さん

「K田さん」「Kミさん」「Mギさん」「Kオさん」

そして「まみっこ」。

「まみっこ」はのんびり屋さんで、食いしん坊。

そろそろ、実りを迎える栗やドングリが大好きで、

一心不乱に拾ってモグモグ食べる。

うっかり見つかると、驚いて逃げようとするけれど、

「あっ、あと1個!」といって、少し逃げ出しかけた足を戻してまで

ササッと1粒くらい適当に咥えて

モタタタ~・・っと走って行く。

さらに、まみっこは、運動神経が鈍いらしい。

(本人は)猛ダッシュで逃げているが、とても遅い。

たまに、ぬかるんだ土を踏んでズコッとこけたりもする。

坂を駆け上がろうとして、ずり落ちてきた事もある。

 

そんな「まみっこ」に、また会った。

夜に車を走らせていた時の事だ。

道路の真ん中で「まみっこ」が鼻をスンスンさせながら歩いていた。

車に気が付いて「それ!逃げろ~」・・と思ったのはいいと思う。

しかし、道路をまっすぐ向こうに走って逃げる「まみっこ」。

いつまでたっても、車(私)の目の前を丸くてぷりぷりしたお尻が走る・・。

時速2km程で走る、車と「まみっこ」。

やがて「まみっこ」は口を大きく開けて

「ち・・ちょっと休憩ね・・はあはあ。」と立ち止まってしまった。

そして、ようやく道路わきへと逸れて行って

「さようなら。またね。」

 

今まで絶滅しなかったのが、不思議だな~。

もしかして「まみっこ」には何か特殊な才能があるのかもしれない・・?

岩手では「アナグマ」の事を「まみっこ」と言うそうだ。

「まみっこ」!