岩手うまいもの市

11月1日〜6日
盛岡の川徳デパートで
「岩手うまいもの市」という催事があった。
我が家も「金のヨーグルト」と「金のチーズ」を
携えて参加した。
1週間も、通常業務や炊事洗濯と平行しての
催事はとてもハードだ。
そこそこの根性しか持ち合わせていない妻は、
最初から悶々とした気分で、この催事に挑んだ。
しかし、この催事は大成功だった。
沢山の出会いがあった。
6年前、2〜3度お取引をさせて頂いた事がある
釜石のお店「マルヤ商店」。
ご主人とはお電話でお話させて頂き、
とても誠実な印象の方だった。
津波の後、無事を祈るほかなかった。
そんなマルヤ商店のご夫妻が偶然にもお客様としてお越しになり
「三谷さんでしょうか?私・・マルヤ商店の・・」と
お声をかけて下さったのだ。
「お会いしたい」から「会えなかった」
そして「会っておけばよかった・・」と思っていた方だ。
あんまりビックリして口がパクパクしてしまった。
さらに、いつも牧場にチーズを買いに来てくれる
常連のお爺さんの娘さんにも出会えた。
優しいお爺さんは、娘さんの為に毎週買いに来てくれる。
想像していた通り、素敵な方だった。
すごく、すごく嬉しかった。
いつも優しいコメントを下さるYさんご家族とも
会えた。勝手ながら親睦を深めれたような気持ちで
幸せいっぱいである。
さらに、この催事には
釜石や陸前高田の業者さんも
参加していた。
震災後1年8ヶ月である。
「あなたの商品がまた食べたいのって言われて
頑張っちゃいました!」って、
早くもこの場に立っていらっしゃるのだ。
どんだけ頑張ったのだろうか・・・。
この場に復活を遂げた皆様とお知り合いになれたのも
素晴らしい収穫だった。
お弁当を開けると
入っていて欲しかったものが見つかった瞬間
「うふっ」って、つい微笑んでしまう事がある。
この催事は、まさにそれだった。
どのお店も「岩手うまいもの市」には欠かせないだろう。
そしてご来店下さったお客様は
皆「うふっ」っていうお顔をしていたように思える。
むろん、妻は1週間「うふうふっ」だった。
とても有意義な1週間だった。