釜石流エコポイント

一昨年秋から我が家でアルバイトをしてくれている
釜石さん。
牛舎のお掃除をしてくれたり、雪掻きを手伝ってくれたり、
時には子供たちの「おじいちゃん」となって
自然の中にある、ありとあらゆる「遊び」を伝授してくれる。
「釜石さんが、この実は食べれるって言ってた!!」と
興奮しきった火照った顔をした子供達が
ビニール袋いっぱいに、木苺のような木の実を採ってきてくれたのは
昨年の秋のこと。
「釜石さんてね、すごいんだよっ!食べれる実を知ってるんだよっ!」
と、おおはしゃぎする子供達を
「うふふ。」とハニカミ笑いをしながら、照れる。
子供達が尊敬して止まない、おじちゃんである。

さて、
今年の雪は、量も多いが、
雪そのものが水気を含んで、とんでもなく「重たい雪」だった。
ガムシャラに雪掻きをするうちに
プラスチック製のスコップがバッキリと壊れてしまった。
「あ〜、これはもう使えないね。買ってこなきゃね。」と
あっさり諦めた三谷でしたが・・・
釜石さんは、そのスコップを見事に蘇らせたのだった。
なんと、プラスチックを針金で「つぎはぎ」したのだ!!!
これは、最近の軟弱な若者三谷にとっては
驚愕・衝撃な出来事でした。
「まだ使えるっけ」と物を捨てない精神。
マータイさんもびっくりだろう。
(もったいない運動万歳)
釜石さんは、物を捨てない。
どうにかして、直したり、代用したり、
色々な知恵と工夫で
絶対に物を捨てないのだ。
「すごい!釜石さんってすごい!かっこいい〜〜〜〜!!」
「??普通だよ。みんな、ここら辺の人はやっているよ??」
キョトンとした釜石さんだったが、
でもやっぱりかっこいいと思った。
使い捨て生活に慣れきった三谷にとっては
目から鱗な新事実。
釜石流エコポイント生活、見逃せません。