１０月８日は大型台風接近で
我が家も荒れに荒れた。
といっても、特に被害は無くて
牛達はちゃんと木陰に避難していたし、
破損したものといえば、
よくある「台風中継」のように
傘が「スッパ〜ン！！！」と反対こに開いてしまったくらいである。
愛知県の妻の実家では
「茄子が倒れて、もう採れない」となげいていた。
陸前高田市に、ワカメ漁師をしているお友達がいる。
昨年のある日、突然、我が家にダンボールにビッシリ詰った
ワカメが送られてきた。
「何だ、何だ！？？」とどよめいた我が家。
送り主のＵさんはお電話で
「我が家は、普通ではあまり採らないような
沖合いの波の荒い場所からワカメを採っております。
厳しい条件化で育った我が家のワカメは
日本一美味しいと思っているんです。
三谷さんのヨーグルトもまた、日本一でしょう。
だから、これから、物々交換し合って、
我が家はワカメを、三谷さんは、ヨーグルトを届け合いましょう。」
とのこと。
頂くと、本当に香り高く歯ごたえの良い、海の味がする
極上のワカメ。
「なんと名案！！！」と、意気投合して
Ｕさんご一家とのお付き合いが始まったのだった。
今回の台風では、陸前高田も相当激しかった様子だったので、
お電話で
「大丈夫ですか？？」と聞いたら
Ｕさんは
「すごく大変です！お家の前の波が荒くて怖いです。
でもね、被害もあるかもしれないし、漁にも出れないし、
大変だけど、台風は海の水を総入れ替えしてくれるんです。
波が新しい海を運ぶから、台風がなくちゃ、海は死んでしまうんだよ。
悪いことばかりではないの。この後は素晴らしい。」
とおっしゃった。
いいお話だな〜と思った。
「そっか、そうなんだ」って素直な納得感。
何だか満足感。
いつか絶対、Ｕさんご一家に直接お会いしたいです。
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