毛並みと牛乳

奥中山高原の春は
ものすごく遅くやって来ます。
今日も最低気温は2度だったそうだ。
だけど「春」はちゃんとやって来る。
5月1日から牛達は昼夜放牧になり、
毎日新鮮な青草をお腹がポンポンになるまで
食べ、気ままに遊び寝て過ごしている。
冬の間は、牛も冬毛で
モサモサの毛並みを呈していたが、
ココ2週間ですっかり生え変わり、
今は短くピシっと揃った艶々の毛並みになっている。
そして、毎年
この毛並みが生え変わるのと同時に
牛乳の色合いが「春色」に変わるのだ。
青草の中のカロチンが牛乳に移行して
「黄色」となって表れる。
まさに「金の牛乳」となるのだ。
不思議なことに、牛乳の色合いと毛並みの変化は連動しているように
思える。
三谷家は西日本軍団なので、
気温や服装などでは
岩手の「春」を感じることは、
あまり無いが
牛の姿や牛乳の表情が我が家に
待望の春を運んでくれる。
柔らかい太陽のもと
艶々の牛達が草地でゴロゴロする様子を
見たお客様は必ず
「気持ちよさそうだな〜・・・」と目を細めるのだった。
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