ミオフェリーチェさん


大阪市北区
Mio felice(ミオフェリーチェ)
というイタリアンレストランがあります。
我が家のチーズがお世話になっている
お店です。

このお店のマネージャーさんからの注文のお電話は
いつもとても丁寧で、
その感じからも
「ちょっと高級なレストラン」である事が伺える。
夫は大阪出身である。
「牧場やりたい!」と心に決めた22歳から
今まで、ひたすらに歩んで来た夫は
実家に帰る気もなく、暇も金もなく、という事で
実に7年ぶりに子供たちとお里帰りを決行したのでした。
帰省と、このミオフェリーチェさんと、もう1つのお取引先様に御挨拶に伺うというのがメインテーマでした。
ミオフェリーチェさんには土曜日の夜に幼馴染のえん君と
予約して伺いました。
えん君は「北新地のお店!?高級なんちゃうん??」と
ちょっとタジタジ。
夫は「そうなんや〜。」と、すっかり土地勘が鈍っていたせいで
特に緊張もせずに行きました。
MIo felice
女性シェフが腕を振るい、
1つ1つがとても繊細で、女性らしい印象に残るお料理の数々。

そして、とても温かいおもてなしを受けて、
「高級なんちゃうん!?」と言っていたのが
嘘のように、やわらかい雰囲気の中、
お料理とワインを堪能できました。
見た事もないような、目新しいお野菜なんかも
取り入れていらっしゃって、
「食」に興味のある人間の心を刺激する。
そして、なんと、このお店は
土日休業のお店だったのだ。
そうとは知らず「土曜日に」と予約してしまったが
嫌な顔1つしないで、お店のスタッフの方々1人1人が
夫とえん君2人だけのために
お店を開けて、温かいおもてなしをしてくれたのだ。
「ありがとうございます。」という言葉だけでは
足りないくらい、なんというか、頭が下がる思いです。
「お客様」である事を実感させてくれる
プレミアムな時間でした。
最後に「お土産です」といって
小菓子を渡してくれました。
かわいいピンクのマカロンに赤いリボンがかけてある。
「またのお越しを心よりお待ち申し上げております」という
メッセージが添えられていた。
心から優しい満足した気持ちになれる、最後のひと押しでした。
「我が家はお取引先様に本当に恵まれている。
 いいお店とお付き合いできるんや、頑張ります!」
という夫に
「よかったね。馬車馬の如く働いてね。」と
優しく微笑む妻であった。