「いい写真を見せてあげよう」
と言って、携帯を操作するＫ氏。
「ほら！」と見せて下さったのは、
野生のテンの写真だ。
かなりの至近距離での撮影。
テンはとても獰猛で、警戒心が強い動物と聞くが、
一体どうやって撮影したんだろうか・・・？
〜先日、Ｋ氏が車で走っていたら
道路をウロウロする野生のテンがいた。
「このままでは、轢かれてしまう」と思い
車を降りて、道路端に追いやってあげた。
そして、車に乗ろうとしたら、
そのテンがナント、Ｋ氏の足元に駆け寄って来て
スリスリとなついて来るのだ。
「なんだ、この子は！？」と驚くＫ氏をよそに
なおも足元でくつろぐテン。
さらには、葉っぱを口に１枚づつ咥えて
Ｋ氏の足元まで運んで来たのだそうな。
「野生に生きるこの子に、人の臭いをつけてはいけない」と思ったＫ氏は
追い払おうとしたが、なおもテンは葉っぱを運んでくる。
結局、テント一緒にかなり山奥まで行き
そこで心を鬼にして追い払い、振り切るようにして
車に戻り、エンジンをかけた〜。
というお話。
これは、実話です。
世の中には凄い人がいるんだな〜。
まるで「風の谷のナウシカ」のようだ。
なんだか、とっても心が和むいいお話でした。
今晩、長男を寝かしつける時のお伽話にしよう。
実話だけど。
題名は「風の谷のナウ爺か？！」
（Ｋさん、すみませんでした。）
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