10月下旬からず〜っと、ず〜っと
心の奥で三谷夫妻を脅かしていた奴がいる。
「奴はいつ来るだろうか?」
それは毎年芽生え、そして必ず現実になっちゃう「予感」だ。
11月11日
今年もやっぱり現実になっちゃた。
「初雪」でした。
11日の朝、目が覚めると
妙に明るい部屋に
「しまった!!!」と飛び起きた。
別に何もしくじっていないけれど、そんな気分・・。
窓の外には薄く真っ白に覆われた牧草地が広がっていた。
朝焼けが雪に反射して、どこもかしこも1ランク明るい。
「おおお・・・。」
今年は岩手移住暦10年目という節目だけど
綺麗だな〜と感心する反面、車の運転や雪掻きや冷性やら
沢山の現実を考えると、やっぱり喜べない。
牛舎では牛達が搾乳を終えても外には出れないと悟ったようで
じ〜っとこちらの様子を伺っていた。神妙な顔である。
唯一、子供達だけがドンチャン騒ぎを起こしていた。
「雪だ〜〜〜!!ヤッホー!!
雪だるま、ソリ、雪山遊び、スキー!!!
雪好き!!雪好き!!雪、すっき〜〜〜〜!!」と
ドンチャン、ドンチャンやっていた。
雪は毎年必ず降るのだ。
山程積もるのだ。
だから、子供達のようにポジティブに捉えられたら
どんなに幸せだろうか、と思っている。
せめて、牛達のように全てを達観できたら・・。
今年も「雪を楽しむ会」発足です。
今年こそは、凄い素晴らしい「雪付き合い」をするために。